2013/11/27

夢について

そういえば最近、朝起きた時に夢を覚えていないことが多い。
妊娠初期の頃は眠りが浅くトイレにもよく起きていて、
その頃はよく見ていたような気がするのだけど、
4ヶ月を過ぎたあたりからかな、妊娠前と比べても夢を見る回数が減っている。
単に覚えていないだけで見てはいるのだろうけど。

よくよく考えてみると、夢ってなんて不思議なのだろうと思う。
夢を見ている時は夢と現実の区別ってつかなくて、
起きてみて初めて、夢だったということがわかる。
もし、ずーっと眠り続けて夢を見続けていたら、
その人にとってはそちらが現実ということになるんじゃないのかしら。
そんなことを考えていると、みんなが思っている(かどうか知らないけど)
確固とした現実、って実はないのかもしれない、なんて思う。
本当はいつまるごとひっくり返るかわからない、
あやふやで、不確かなもの、なのかも。

夢について、いつかどこかで読んで、
ずっと頭の片隅に留まっていることがある。
夢の中で、「今、自分は夢を見ている」と自覚することができたら、
その夢は自分の思い通りの内容にすることができる、という話。
それはすごい。もしできたらおもしろいだろうなぁ。
常々試してみたいと思っているのだけど、
未だに夢の中でそれを夢と自覚できたことがないので、
本当かどうかは、わからない。
でもなんとなく、本当のような気はしている。
そして、私たちが現実と呼んでいる、「起きている時間に見る世界」だって
同じなんじゃないのかな、と思っているのだ。
現実も夢と同じで、自分がこの現実を創り出しているのだと
自覚することができれば、自分の思うように変わっていくのではないか、と。
これは私が勝手にそう仮定しているだけなのだけれど。
そしてすべての鍵となるのは、「想像力」だ。

夢という、不可解で、うまく説明できない現象がなぜかみんなに起きていて、
(科学的には一応、説明されているのかもしれないけど、
でも科学の力でも上手に操ることはできないよね、たぶん)
そしてなぜかそれはあたりまえにみんなが見るものとして受け入れられている。
よく考えてみると、夢ってすごーく不思議だと思うんだけどな。
夢を見ることができる人なら、起きている時間に見る世界で何が起こっていても、
それがどんなに不思議なことであろうと、受け入れられるような気がするのだけど。
少なくとも、私はわりとなんでも受け入れられる。
言い換えれば、それを想像することができる。
それがどんなに不思議なことでも、信じるに値すると思えば、
私にとっては現実に起こりうることなのだ。

さて、どうしていきなりこんな話をし始めたのかというと、
ウラジーミル・メグレの『アナスタシア』を再読しているから。
シベリアの奥地タイガの森にひとり住む美しい女性、アナスタシア。
数日間をアナスタシアとともに森で過ごした著者ウラジーミルが、
自然と調和した生き方や子育て、植物の持つ力、ダーチュニクのこと、
宇宙のこと、創造主について、
彼女の語ったさまざまなことを本に書いたものなのである。
アナスタシアの話とともに物語の核となっている、
シベリア杉、リンギングシダーについての逸話もとても興味深いもの。

なにが不思議かって、アナスタシアのすべてが不思議なのだ。
シベリアの奥地で、家も持たず、服もほとんど持たず、
食べ物は野性のハーブやリスの調達してくる木の実。
それでいて、アナスタシアは健康そのもので、すばらしく美しいのだという。
アナスタシアが言うには、彼女の持つテレパシーのような不思議な力や、
たぐいまれな叡智、記憶力や身体能力など、
それは私たちが超能力と呼ぶような能力や、
天才だけの持つものと思っている才能なのだけど、
それらすべてが、本来、人は誰もが持ちうる能力なのだそうだ。

こうやって書いてみるとあらためて、そんな人が本当に存在しているのだろうかと
思うくらいの、ファンタジーのような物語なのだけど、
本当かどうかということを疑うよりも、単純に、そんなことができたらすてきだ。
しかも、アナスタシアは終始、自分は特別な人間ではない、
本当は誰にでもできることをしているだけなのだ、と言っている。
そしてロシア語で書かれたこの本は、世界各地で翻訳され、
大ベストセラーになっているのだという。
それほど多くの人がこの本に興味を持ち、楽しんで読んでいるということだ。
この本に書かれているようなことがあたりまえに起こりうる世界に
少しずつでも向かってきていたら、なんておもしろいことだろう。

そして、これから子を産み育てるにあたって、興味深いことが
たくさん書いてあったのだということを今また読み返して再確認。
この本を読もうと思い立ったのにはちょっとしたきっかけがあったのだけど、
やっぱり必要なものは必要な時に現れるものなのだなぁ。

シリーズの2冊目、『響きわたるシベリア杉』が発売されているのを見つけて、
さっそく注文。今日、届いたのだ。
休みの前の日におもしろい本が手に入って、
思う存分読めるぞーっというところ。なんて幸せな気分!















ウラジーミル・メグレ
 『アナスタシア』




ウラジーミル・メグレ
『響きわたるシベリア杉』