2013/12/13

妊婦検診 4回目 20週6日 と、農家のお宅訪問

さて、前回同様、前の日にたくさん食べてしまっての妊婦検診。
食べてしまったのだし、体重が増えていてもしょうがないや、
と開き直って洋服選びも寒さ対策を重視。
(前回は少しでも軽い服を、と悪あがきしたのだ)
冬本番という寒さになってきていて、山を見ると真っ白、
山からのふっかけで昨日も少し雪がちらついていた。
検診の後で両郷にお邪魔するので、しっかり暖かい格好をして出発。
靴下も五枚、外側に分厚いものを重ねているので足がコッペパンのよう。

今回はいつにもまして待ち時間の長いこと。
特別な検査はなくて、いつもの尿検査に体重、血圧測定と、
エコー検査、それに今回は内診が少し。
それが、終わってみたら二時間以上も経っていた。
エコーまでは出番がないので、私よりさらに待っている時間の長いタケシくんが、
「待ち時間が二時間くらいって、予約してる意味はあるのかね」と。
確かにそうだ。年末だから混んだのかなぁ。
年明けにあと二回行ったら助産院に転院になるので、
それまでなんとかがんばりましょうね。

エコーの前に心音の確認。
前回はしゅわしゅわという音が聞こえてきていたのだけど、
しゅわしゅわにとくとくが混ざった音になっていた。
待ち時間にぽこぽことよく動いている感じがしていたから、
もしかしたらそろそろ寝てるかもしれないなと思いきや、起きてたみたい。
おとなしめに少しだけ手を動かしたりしていた。
性別は、やっぱり女の子かなー、という感じ。
はっきり確認はできなかったのでまだ断定はできないようだけど、
今回もでっぱりが見えなかったので、女の子の可能性が高いかなというところ。
その後は、久しぶりの内診。
ここ数回お腹エコーのみで内診がなかったのですっかり油断していた。
ジーパンじゃなくてゆったりめのパンツにしておいてよかったな。
内診では子宮口が開いたりしていないかというのを
確認していたらしく、大丈夫とのこと。
子宮頸管の長さなどについては何も言われなかったので、
たぶん大丈夫ということなのだろうな。
エコーでも内診でも、こちらから聞かないと説明は少なく、
忙しそうなので聞きにくい雰囲気。
いろいろと聞けたらもっとおもしろそうなのになぁ、と
いつもうずうずしてしまう。

そうそう、体重は前回検診から3週間で約1キロ増。
1ヶ月1キロくらいを目指しているので、ちょっとペースが早いかな。

検診の後は、楽しみにしていた両郷の農家のお宅訪問。
お昼を食べて、キクチ家に向かう。
古くて大きい、農家の家、それだけでわくわく。
母方の実家が農家なので馴染みがあるからか、
年季の入った農家の家はなんだかとても居心地が良い。
キクチ家は古くから代々住み継がれているお屋敷で、
敷地の中にいくつも建物があり、作業小屋みたいなところや、
長屋門の建物(初めて見た。時のお殿様にいただいたものらしい)、倉もある。
子どもだったら隅から隅まで探検したくなるようなおうちなのだ。
(大人なので遠慮するけど、本当は私も探検してみたい)

そのおうちの中で、エミちゃんたちの住んでいる部屋もすてきだった。
縁側の幅が私の思っている普通のサイズよりも1.5倍は広く、
畳の部屋の奥の縁側がサンルームのようなつくりになっていて、
本棚と、家具が少し、掃除が行き届いているからか空気がきれい。
畳の部屋には小さなちゃぶ台に小さな棚があるくらいでほぼ何もなく、すっきり。
こういう部屋が、一番好きなのだ。
何も置かれてない畳の間って、住まいとして一番完成されて美しいような気がする。
はじめて黒磯のエミちゃんの家を訪ねた時に、
そのこざっぱりしてものの少ない、清浄な空間に衝撃を受けて、
それからどんどんものを減らしはじめたことを思い出す。
都会から移り住んできたその時の私たちは、
あれやこれやとものを溜め込みすぎていたのだ。
ものと一緒にいらない考えもたくさん溜め込んでいたのかも。
今ではうちも、さっぱりすっきり。
本だけは売るほどあるわけだけれど、まぁ、実際売っているのでよしとしよう。
住空間が変わると、暮らしや、考え方も気づかぬうちに変わっている。
エミちゃんからは夫婦揃ってたくさんいい影響をいただいているのだ。
何年か経って、この古い家とエミちゃんが呼吸をそろえるようになってきたら、
さらにすてきなことになるのだろうなぁ。
定期的に視察に行こうと思ってますので、よろしくね。

キクチ夫妻と久しぶりに4人で話していると、
もう次から次へと話が湧いてきてしまって、収拾がつかない。
いつまででも話していたいような気分になってしまう。
もともとそれぞれに大好きな友人で、その二人が結婚して夫婦になって、
今度は夫婦同士で友だち付き合いができるようになって、
なんとお互い同じような時期に子を授かることになろうとは。
偶然?世代が同じだから?そういってすませてしまえばそれまでだけど、
それだけのこととはとても思えないなぁ。

気づけばあっという間に晩ごはんの支度をしなくてはいけない時間。
エミちゃんは働き者のお嫁さんなのだ。
冬の日の入りの早さに合わせて、夕飯の時間は最近では5時半だという。
山に囲まれたこの辺りは日没が早く、
暗くなると農作業ができなくなるから、なのだそう。
私たちもそろそろおいとますることに。
すると、お母さんやおばあちゃんが出てきてくれ、
あれもこれも持っていきなさい、とお土産をたくさんいただく。
両郷の恵みセット(トマト、白菜、干し芋)に、
おからの炒り煮まで。うれしい!
なんだか実家に帰ってきたみたいな気分だね、と言いながら
まだ夕方なのに真っ暗な田舎道を通って家へ向かう。

帰ったら晩ごはんの仕込みだけしておいて、
おやつをたくさんいただいたのでまだお腹が減らないねと、
カフェでお茶をすることに。
タケシくんはパソコンで仕事、「SHOZO JOURNAL」の第二号を執筆中。
私はめずらしく写真集、上田義彦さんの『at Home』をぱらぱら。
4人の子どもの誕生で2人から6人になってゆく、13年間の家族の記録。
妻である桐島かれんさんの十年日記も抄録されている。
かれんさんの母、桐島洋子さんの本は愛読しているのだけど、
今までかれんさんに注目したことはなかったのだ。
先日、歯医者さんでの待ち時間で『ミセス』を読んでいて、
かれんさんが庭に野放しで子どもを育てたのだと語っていて、
それがとてもいいなと気になっていて、この写真集を見つけた。
家に惹かれて移り住んだという葉山の広い庭のある古い家、
途中からは麻布の、庭のあるこれまた古く美しい家なのだけど、
写真や日記からもこのご夫婦が家や生活というものを
とても大事にしていることが伝わってくる。
簡素だけれどセンスよく、そして何より子どもたちの成長のことを考えて
設えられたのであろう家での子育ての様子が、
引き込まれるような美しい写真と、
家族へのあたたかい想いのちりばめられた日記とともに収められている。
写真集なのだけど、無声映画を観ているような感覚。
暖かく静かなカフェで、ゆっくりとページをめくるにはぴったり。
予想以上にすばらしい写真集でうれしくなる。

晩ごはんは、さっそくいただいたお野菜を使って。
塩ポトフ(白菜、人参、大根、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、ウインナー)、
ひじきの煮物(ひじき、人参、いんげん、打ち豆、おあげ)、
おからの炒り煮(エミちゃん特製)、酵素玄米。

ひじきの煮物は作り置きしていたもので、
酵素玄米は炊けていたから、作ったのは塩ポトフだけ。
ポトフは和風のおかずに合うように、塩と塩麹のみで味付け。
こしょうも入れずに素材の味で。
おからも甘めでおいしくて、ひじきとおからなんて、
おあつらえ向きの組み合わせでうれしくいただく。
















上田義彦写真集
『at Home』