2014/01/05

吹き初め

お正月の賑わいも一段落したようで、
外を眺めていても穏やかな雰囲気。
今日ぐらいから、カフェも少し落ち着きだすころかな。
年末年始のタケシくんの連勤も今日まで。
そして私は一足お先にお休み。
妊婦さんは、疲れる前に休むのがいいのです。
年が明けてから、一階の冷え込みが一層厳しくなってきた。
あんまり冷える日はお店を開けていられないかもしれないなぁ。
晴れていると二階は日差しが入って暖かいのだけど、
どうしても一階は足元から冷えてしまう。冷えは大敵。
冷えと食べ過ぎ、私の場合、どうもこの二つが
体調を崩す原因の二大要素のような気がする。
気をつけないと。

さて。今日はのんびりひとりのお休み。
ゆっくり過ごそうと、朝もぐずぐずとおふとんに居残ってみる。
数年前までは休みともなるとお昼くらいまでふとんに入っていられたのだけど、
ここ数年で何も予定のない日でも朝がきちんと朝のうちに起きられるようになった。
目が覚めてしばらくすると、お天気がいいので先に起き出していた猫たちが
入れ代わり立ち代わりご機嫌伺いにやってくる。
どうやら朝ご飯が欲しかったみたい。
起きて階下へ降りると勢いよくついてくる。
猫にごはんをあげて、お白湯を沸かしながら朝の体重測定。
妊娠してから、体調管理も兼ねて毎日体重を記録している。
ま、たまに忘れたり、朝ごはんの後になって参考にできなくなったりもするけど。

12月は食べ過ぎることが多くて、体重がぐぐぐっと増えてしまっていたのだけど、
元日早々に朝ごはんのお餅で歯の詰め物が取れてしまったおかげで、
年始はひどく食べ過ぎることもなく、体重も落ち着いてきた。
歯に空いた大穴は痛むことなく大人しくしてくれているし、言うことなし。
ありがたいことです。
明日はちゃんと初詣に行って、神様に感謝の気持ちをお伝えしましょう。

朝ごはんは、昨日食べた善哉の残りがほんの少しあったので、
煮詰めてあんこにして、あんきなこ餅を作って食べる。
いただいた白餅がばりばりに乾燥してしまっていたので、
お湯に浸して、そのまま蒸してみる。
(消化に良さそうで矯正中の歯にも優しい
やわらかいお餅だけ食べていいことにしている)
とろっとやわらかくなったお餅にきなこをかけて、あんこを添えて。
おいしいおいしい。

午前中は大きな窓からたくさん日の光が入るので、二階はぽかぽか。
けれど窓がガタガタいうほどの風が吹いていて、外は寒そうだ。
こんな日の一階の北側の台所なんかは凍えるほどで、とてもいられない。
昨日の晩ごはん、カレーを多めに作っておいてよかった。
白菜たっぷりのキーマカレー。
お昼ごはんの心配はいらないので心も軽く、
楽しみにしていた笛の練習を始める。
今年の吹き初め。

おととしの夏、自分への誕生日プレゼントにとケルトの小さな笛を買った。
それがとてもとても気に入って、それからしばらく、
何ヶ月かは笛ばかり吹いていた。
ティンホイッスルというリコーダーに似た楽器で、
自分の楽しみのために吹くにはぴったりの、
誰にでもすぐに吹けて、小さく手軽ですてきな笛。
すごく簡単な作りのおもちゃのような楽器なのに、
上手に吹けるとものすごくかっこいい。
音が高く、うまく吹けるようになるまでは耳につくので、
吹く場所さえあれば、というものなのだけど。

楽器にしてはとても安価な笛なので、その後数本買い足して、
その時に練習用のアイリッシュフルートも購入していたのだ。
アイリッシュフルートはティンホイッスルと違って、
まともに音が出せるまでにもずいぶんかかる、ちょっと難しい楽器。
習いに行ったほうが近道なのだろうな、とは思うけど、
ただただ楽しみのために吹いていたいので、今のところは自己流で。
思い通りに音が出る、ティンホイッスルのほうが楽しくて、
フルートはたまに練習していた程度。
それが、矯正治療を始めてからは、どちらからもしばらく遠ざかっていたのだ。
歯に器具を付けた状態で吹きにくかったのと、
矯正を初めたころは痛みがあったので、笛を吹くどころではなかったのと、
単純に、練習に少し飽きてきたということもあるのかな。
楽器の練習って、いくら自分の楽しみのためにやっているとはいえ、
たまには披露する機会を作ったほうが身が入る気がする。

そんなわけで、かなり久しぶりに笛の練習。
去年の暮れに、「耳をすませば」を初めて見たのだけど、
あれを見てまた笛が吹きたくなったのだ。(単純)
見終わって、夜だったにも関わらずフルートを取り出して吹いてみたら、
ずいぶん久しぶりなのに、思いの外しっかりした音が出る。
歯並びが良くなってきて、フルートで音を出すのが前よりも楽になっていたのだ。
今年の吹き初めはアイリッシュフルートで。
ティンホイッスルはぴりりと高い音なのだけど、
アイリッシュフルートはとても優しい音で、
オーケストラのフルートよりも低い、ぼわっとした音。
(管にもよるけど。私のはD管)
タケシくんには、「尺八?」と言われていたな。
上手に吹けるとそんなことはないのだけど。
それはともかく、私が吹いていて気持ちいい音なので、きっと胎教にもいいはず。
なんだか不思議に懐かしい、遠い記憶を呼び覚ますような音なのだ。
腹式呼吸も、お産には役に立つよね。
晴れた日の午前中にでもまた少しずつ、練習時間を作っていこうかな。

暗記している曲を数曲吹いていると、
吹きながらなぜか涙がぼろぼろと出てくる。
本当に、わけもなく突然こみ上げてきたのでびっくりしてしまう。
隣で不思議そうに私を見上げるトビをなでながら、気分を落ち着ける。
感動するような美しい音なんてまだ私には出せるわけもなく、
今となってもなぜだかはちっともわからないのだけど。
理由なんてどうでもいいのだな。
そういうこともある。
音楽って、そういうものなのだ、きっと。