2014/05/16

待ってたよ、よく来たね。

























5月10日、午前10時56分、
待ちに待った赤ちゃんが、やっと出て来てくれました。

助産院に転院するまでに通っていた病院で算出した予定日にズレがあり、
予定日を過ぎてから予定日を変更するというアクシデントがありつつ、
思っていたよりもずいぶんゆっくりと、父と母をやきもきさせながら、
待って待って待ちくたびれたのも通り越したころに、
やっと元気な産声を聞かせてくれました。

待った甲斐あってか、母体も赤ちゃんもしっかり熟していたようで、
骨盤の開きも良く、助産院に着いてから3時間半の安産。
着いた時点で子宮口が9センチも開いていて、どうりで痛いわけだ。
晴れているのだけど、台風のような大風が吹いていて、
強い風が吹く度にものすごい陣痛がきて、自分を取り巻くすべてのものと
一体になってお産をしているような、不思議な感覚。
そして、助産院に向かう車の中で痛みの合間に見た、
朝の光にきらきらと輝く田んぼの水面の美しさ。
これは一生忘れられない風景になるのだろうな。
赤ちゃんが思ったよりも大きく育っていたので、最後の最後がすごく大変で、
永遠に終わらないんじゃないかと思ったくらいだったけれど、
助産師さんが赤ちゃんの頭に触らせてくれ、
すごい!赤ちゃんががんばってる!私もがんばらなきゃ、と、
そのおかげで最後までがんばりきることができました。
立ち会い出産で、陣痛の最中ずっと手を握っていてくれたタケシくん、
泣かないと思ってたのにお産の最中に感動して泣いちゃったって。

3200gを超えた、初産にしては大きな赤ちゃんだったけど、
会陰が裂けたりすることもなく、出血も多くなく、
いいお産だったのだなぁと、今になってつくづく思います。
入院生活も食事はおいしいし、静かな環境でゆっくりできて、
小さな助産所なので、今までの検診からお産までみてくれた
二人の助産師さんがお世話をしてくれ、くつろいで過ごすことができました。

産後すぐは達成感と安堵で、感動どころではなかったけど、
二日目からはことあるごとに感動して泣き通し。
お腹にいたのはこの子だったのかと考えては泣き、かわいすぎて泣き、
私たちのところへ来てくれてありがとうと、ただただ思うばかり。
妊娠出産、本当に本当にすばらしい体験でした。
女性に生まれて、本当によかった。

お腹の中でしっかり育って出て来た赤ちゃんはとっても元気。
初めての授乳もおっぱいを自分から探すくらいによく飲んでくれました。
お腹の中でずっとゆびしゃぶりして練習してたもんね。
母子ともに産後の経過もとてもよく、生後三日目に退院して、
家族三人(と、二匹。二匹は今はお世話だけで遊ぶ暇はなくほったらかし。
ごめん猫たち、落ち着くまで待ってて)の生活が始まっています。
二人きりでの育児はすごくハードだけど、
毎日毎日少しずつ成長して変わっていく姿を見ていると、
この大事な一瞬一瞬を、二人で見届けることができる幸せを日々感じています。

今日は、産後の血液検査のための検診で、退院後初めての外出。
キクチ家の検診と重なっていたので、助産院で会えるねと話していたのでした。
産後はまだ一度も会っていないので、
赤ちゃんにも会ってもらえるなと楽しみに、助産院へ。
着いてみると、なにやらバタバタしていて慌ただしい雰囲気。
しばらく待っていると、助産師さんが、
「キクチさん、産まれました!」と、にっこり。
初めは冗談かと思ったのだけど、ウソのようなホントの話。
なんと、私たちが着く一時間ちょっと前にエミちゃんの子が産まれていたのでした。
予定日までもう少し日にちがあったし、もしかしたら遅れるかもと言われていたので、
まさかまさか、行ってみて産まれているなんて。びっくり。
私と赤ちゃんの検診が終わって、エミちゃんとキクチ家の赤ちゃんが休んでいる部屋
(数日前まで私たちが入院していた部屋!)に通してもらい、
お産数時間後のエミちゃんと赤ちゃんに会わせてもらう。
なんだかもう、すごい縁を感じてしまうなぁ。
エミちゃん、お互いにお疲れさま。
それにしても、夢をみているみたいで信じられないよ。